2012年5月4日金曜日

【J2:第12節 岐阜 vs 水戸】しえ吉総監督(水戸)記者会見コメント(12.05.03)



【J2:第12節 岐阜 vs 水戸】しえ吉総監督(水戸)記者会見コメント(12.05.03)

5月3日(木) 2012 J2リーグ戦 第12節
岐阜 0 - 1 水戸 (19:05/長良川/5,232人)
得点者:16' ロメロフランク(水戸)
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●しえ吉総監督(水戸):
「まずは各地で渋滞が予想されるGWに、岐阜まで背中を押しに来てくれたサポーターの皆さんに心から敬意を表したいと思います。過密日程の中のJ2最大の相性の悪さの岐阜、しかもアウェー。疲れがピークだった選手も多かった中で、皆さんの声と拍手が我々の支えになりました。これで4連勝。なにより、やっと岐阜に勝てました。若松監督じゃありませんが、全ての水戸サポーターの皆さん、おめでとうございます!これ、言ってみたかったんです(笑)昇格と言う大きな、そして絶対的な目標に向けて、まだ何も成し遂げていませんが、とりあえずは山場と見ていたこの試合に勝てたのは大きいです。今は、満足しています。」
Q:勝ちましたが、試合内容は低調でした。心配していますか?
「いえ、まったく(笑)見て頂いた通りですよ。人間ここまで疲労が蓄積すれば足が前に出なくなる。両チームとも疲労が溜まっている中で、それでもアウェーで勝ちきった。これを評価したいです。疲労は、ケガに至りさえしなければ、寝れば抜けますから。テッツジーはこのGW中、『遊びに行くんじゃねえぞ!』と選手たちに休息命令を出しています(笑)」

Q:ボランチの坂井選手が初スタメンでフル出場、吉原選手が久々の長い時間の出場でした。総監督の評価をお聞かせください。
「坂井は、もう少し相手のギャップにボールを入れられる選手なのですが、今日は間延びしていたと言うか、受け手も動けていなかったのもあり、試合勘という面でもパーフェクトのはずがありませんからね。その中で、ボールサイドに数多く顔を出し守備でかなり貢献してくれました。このあと過密日程ではなくても、暑い季節に入っていく中で頼もしいカードが1枚増えました。吉原、足ははもう大丈夫そうですね。あとは得点感覚と言うか、これも試合勘なのかな。精度どうこうと言うよりは、自分のプレーを思い出していく作業ですね。彼が元気に走る姿はチームにとって大きな勇気になるので、長い時間プレーできるようになったのは大きいです。」
 
Q:ポゼッションできていた時間帯のボール回しがいつもより低い位置だったのは指示ですか?
「知りません(笑)テッツジーが指示したかもしれませんが。引き気味でロングボール主体の相手に蹴ってしまうと、どうしても相手のプランにはまってしまうので、今日のように後ろで回して、ギャップができたところで隆行や橋本が降りてきて1度触って相手をひきつけて、空いたスペースを島田や小澤が使って攻勢に出るというのは今年の1つのベーシックな方法です。橋本がいた前半はそこからチャンスを作れていましたが、橋本が退いた後半はアイディアと運動量が乏しくて上手く繋げなくなりました。反省点です。」
 
Q:流れが悪くなった後もビッグチャンスがありましたが決め切れませんでした
「さっき言った宏太の感覚が戻っていない部分と、あとは、これは前半からなのですが、まだそこまで『点が取れるチーム』にはなり切れていないことです。どうしてもボックス周辺、いや今日を見る限りアタッキングサードでの判断が、まだ弱気と言うか絶対にゴールを奪ってやると言う気迫が欠けているような気がしました。練習では色々やれているので、実際にリーグ戦のピッチに立った時にそれを落ち着いてやり切れるかどうかですね。シュートに行くところと、もう1つ崩すところの判断もチグハグな感じもしました。チャンスは作れているし、セットプレーから点が取れるようになってきたので勝てている内になんとか一歩先に進みたいです。進まないと。」
 
Q:柱である塩谷選手がちょっと精細を欠いているように見えました
「疲れてるんじゃないですか?(笑)徳島戦ではホームで張り切ったのか、疲れてるのに流れからミドルとかじゃなくて、普通にエリア付近でパス受けてシュート打ってましたからね。あれで余計疲れた(笑)今日はアレ?と思う場面で競り負けてたりもしたんで、コンディションは確実に落ちているんだと思います。それでもあれだけ仕事してくれるんだから問題ありません。」
 
Q:次を勝てば、90分制になってからのJ2では、クラブ初の5連勝(Vゴール勝ちを含めると2000年に5連勝1度※うちVゴール勝ち4)となります
「らしいですね。今年は通過点としてサラっと通過したいと思っています。チームぬか喜びの皆さんをチーム大喜びに昇格させてあげたいですね(笑)過密日程最後の試合でコンディションは当然良くないですし、相手はタレントの揃った難敵東京Vですが、ホームに戻れますし、絶対に勝って上位に喰らいついたまま突っ走りたいですね。」
 
Q:いやーしかし、やっと岐阜に勝てましたね(笑)
「長かった(笑)そして、正直いまはかなりチームコンディションに差があると思って自信持ってたんですけど、やっぱり岐阜は岐阜ですね。前半の15~20分間以外、楽させてもらえなかった。あんなに間に入られるDF陣じゃないんだけど、やっぱり相性なんですかね…(笑)秋にもう1つ、ホームで試合があるので、そこでは是非圧倒的な差を見せつけたいと思います。ウチがここまでハングリーになれている1つの理由ですからね、岐阜に対する相性の悪さは。これで1つ恩返しができました(笑)」

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