2012年8月14日火曜日

【J2:第28節 甲府 vs 水戸】しえ吉総監督記者会見コメント(12.08.13)




【J2:第28節 甲府 vs 水戸】しえ吉総監督記者会見コメント(12.08.13)

8月12日(日) 2012 J2リーグ戦 第28節
甲府 1 - 0 水戸 (18:03/中銀スタ/11,342人)
得点者:8' 堀米勇輝(甲府)
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 代 山村
 なし
 なし
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●しえ吉総監督(水戸)

「長い時間やりたいことはできたし、選手たちも良くファイトしてくれました。同時に、それじゃダメなんだと言うことを、また思い知らされましたね。ああいう展開になったのはこの試合でも、早い時間帯に自分達で作ってしまったエアポケット。短い時間に2つ3つ連続してミスを犯せば、首位チームにはつかまりますよね。その後、焦ることはなく、しっかり形を整えて自分達の色を出して締まった試合をしてくれましたけど、早い時間の先制点で無理をする必要がなくなった甲府にゆったり構えられて逃げ切られた形ですね。絶対に嵌ってはいけない形でした。前半、星原のスピードで甲府の後ろを走らせることができていたので、あの暑さでもうちの選手は走れる自信はあったので、後半にちゃんとボールを回せれば2点3点行けるかなと見ていたんですが、ルーズだった中盤にプレスがかかって、そこから抜け出せないまま終わってしまいましたね。」

Q:甲府のシステム変更に対して有効な打開策を打てませんでした
「甲府が中盤をダイヤモンドにしてきて、うちは2トップから1トップ3シャドーで、中盤前目にフリーマンを置くという手があったと思うんです。そこでもう一度プランを崩して混乱させたかったんですが、ちょっと三島が疲れていた(70分に途中交代)かな。隆行がいない分そこのカードが切れなかったのと、城福に読みというか、2手先くらいまで打たれた感じですかね。」

Q:運動量やコンパクトさに問題はなかったですか?
「運動量は問題なかったと思うんですけど、プレスを嫌がった分、攻守が切り替わって前掛りになるところで横とか後ろを見てしまった。前で空いている選手に勇気を持ってつけて欲しかったんですけど、そこはしっかりコースを切ってきた甲府の上手さでしょう。後半は中盤が空く時間が多くて何度かカウンターでビッグチャンスになるかなと思って見ていたんですが、ラストパスの前のプレーで正確さを欠いて自滅しちゃいましたね。もったいなかった。」

Q:フレッシュな2トップは機能しているように見えました
「まだまだですけど、少なくとも星原の武器はしっかり見えましたね。選手たちも、練習の時よりもはっきり見えたんじゃないかと思います。ハシモトも言っていましたが、安易に星原を走らせるのではなく、チームとして彼のスピードを上手く使えないと点に繋がらないかなと。三島にしても同じですが、この試合に関しては、ボランチの2人が後半スペースを消されて前にいいボールを出せなかった方が大きいかと。捌きが遅いのでサイドに振ってのダイナミックな攻撃もできませんでしたし。三島と星原に関しては、今後どれだけセットで出るのかは分かりませんが、個性のはっきりした、武器を持っている2人と言うことで、非常に楽しみですね。もう少しフィットしてくれば面白い攻撃を見せてくれると思います。」

Q:代選手のプレーの評価をお聞かせください
「良かったと思いますよ。ラインコントロールもよかったし対人もしっかりできていた。ただ、点を取りに行かなければならない時間が長く続いた分、そこの不慣れさが、つまりもっと高く設定しないと、相手のプレスが嵌っている状況では前にボールを運ぶのが難しいなと。その辺は経験がモノを言うので、慣れてもらうしかないですけど。最初の失点は今回限りと言うことで。本人も反省しているでしょうし。尾本と使い使われる関係も悪くなかったです。今後は流れを読んだ、攻撃のための守備という、塩谷が実践していた一段階上のディフェンスをしてもらいたい。できると思います。」

Q:ボランチが消されて厳しくなりましたね
「西岡もフランクも前半のいいイメージを持って後半に入った分、プレッシャーに余計にトーンダウンしましたね。あの2人にはあれくらい凌いで欲しいですけど、上がりが小さかったサイドバックや、岡本が入るまで、スペースに潜り込んでボールを引き出せなかった前目の選手にも責任があります。小澤の欠場でいつも通り出来なかった部分はあると思いますけど、そこまできついプレスだとも思わなかったので、上手く動いて欲しかったですね。ビデオを見てしっかり考えて欲しいと思います。」

Q:シュート数が少なかったです
「もったいないですよね。星原のスピードや三島のポスト、前半で言うならボランチ2人の展開を甲府は嫌がっていたんですが、そこでフィニッシュに持って行けなかった。アタッキングサードをしっかりケアされたといえばそれまでなんですが、やっぱり緩さがあった。ボール回しのためのボール回しをしていたら点は入りませんよね。その意識的な緩さが今の成績にそのまま出ていると思います。それは波があって、できている試合や時期はあるんですが、1つの小さなきっかけでチーム全体が萎んでしまう。そんな簡単に折れられたら勝ちゲームが続くわけないですよね。前の選手だけじゃなく守備の選手にもシュートは要求して行きます。ここまでいろいろやってきて、上手く行くことも行かないこともありましたが、勝つために必要なことをもう一度しっかり意識させて、次のホームでしっかり出せるように準備したいと思います。」



以上






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