2012年7月30日月曜日

【J2:第26節 栃木 vs 水戸】しえ吉総監督(水戸)会見コメント(12.07.29)














【J2:第26節 栃木 vs 水戸】しえ吉総監督(水戸)会見コメント(12.07.29) 

7月29日(日) 2012 J2リーグ戦 第26節
栃木 1 - 0 水戸 (18:03/栃木グ/4,977人)
得点者:58' 菊岡拓朗(栃木)
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●しえ吉総監督(水戸)

「今日はさすがに堪えました。『―それだけ言うと、総監督は夜の闇に消えていった』って書いといてください(苦笑)」

Q:そういうわけには行きません(苦笑) 敗因はなんでしょう?
「どんな選手がいようと、どんな内容のフットボールを培ってこようと、戦えないチームに勝機なんてないですよ。去年、そして今年これまで、何をしてきたのか全部忘れたんじゃないかってほどひどい内容でしたね。勝負という意味では、そこで完全に上回った栃木の完勝と言うことでしょう。ただただ情けなかったです。」


Q:パスやトラップがルーズになる部分が目立ちました
「システム云々より逃げの姿勢が生んだミスですね。そんな怖がるほどのプレッシャーでは無かったと思うんですけど、早い時間から気持ちが逃げモードに入ってましたから。」

Q:序盤から蹴り合いに付き合ってしまった格好になりました
「栃木はあれが本道。うちは、それに付き合ったというよりも、ボランチが萎縮してまともにサッカーできず、中盤がなかったですから。バックラインからは出すところがなかった。相手の思う壷の形で長い時間サッカーしたので、うーん・・・口にするのは嫌ですけど、前半30分を待たずに栃木の勝利が濃厚になったと、ぼくは見ていました。」

Q:とにかく戦う姿勢が足りなかった?
「そういうことです。単純に情緒的な話ではなく、勝つためにこなさなければいけない仕事を放棄した者が多くいたと。プロとして絶対に見せてはいけない試合だったと思います。」

Q:サイドバック、特に石神選手の裏のスペースを徹底的に狙われました
「どこのチームもやってくることなので、石神には少し慣れてもらわないと。プレスのきつい相手には、少なくともセーフティファーストで問題なくプレーしてもらわないと、本人もチームも厳しいですね。」

Q:これまでのチームと大きな違いは感じませんでしたが、あそこまでプレスを怖がったのはなぜでしょうか?
「絶対勝ってやるという栃木の気迫、5連勝中のチームの勢い、そういうメンタルな部分をまともに受けてしまったというのが第一、早い時間のミスから決定的なピンチを招いたことが第二、いずれも経験したことがないほどじゃないと思うんですけどね。うちは今のところ、ここまでのチームでしかないと言うことでしょう。」

Q:攻撃も機能しませんでした
「うちはあくまで中盤を経由して、回して崩してナンボのチーム。この試合で攻撃の選手を責めるのは酷ですが、もう少し早い時間からピッチの上で手を打って欲しかったですね。個人で打開できる選手を並べているわけなじゃいので、上手くいっていない時はただイライラして立ってるんじゃなくて、頭を使ってクサビを打ちに行って欲しいです。」

Q:厳しい言葉が並びましたが、今後どう立て直しますか?
「メンタル云々のことなので、まずはきちんと映像を見てしっかり反省、というかこの屈辱をしっかり頭と体に叩き込んで欲しいですね。その上で、チームとして変われなかったら、それはもうどうしようもないですから。レイムダックですよそんなチームは。そうではないと言うことをしっかり証明して欲しい。普通に考えると上を狙うのは厳しくなりましたが、最後に向けて意地を見せて欲しい。こんな勝点であんなゲームをするようなチームじゃないので、なんとか歯を食いしばってここを乗り越えて、上積みとしてもらいます。」

Q:選手たちにはサポーターの怒りと悲しみと落胆は伝わっているでしょうか?試合後の挨拶を見ると、何も感じていないのではないかという危惧を抱きました
「どうですかね。確かにうちの選手たちは全体にドライですよね。勝っても負けても、試合内容に関係なくサポーターの前まで歩いていって、手を上げたらハイハイお仕事終了って感じで帰ってきますよね。非常によくないことだと思っています。栃木戦の終了後に関しては、あっさりしているように見えたのは、もしかしたら選手たちの方もショックでボーっとしていたのかもしれませんけどね。何とかしましょう。チームがいい方に変わるというのは、そういうところかもしれないと思います。最後に、多くのサポーターの皆さんにあんな山奥まで足を運んでいただいたのに、今シーズン1,2を争う情けないゲームをお見せしてしまったことを心からお詫びしたいです。辛い帰途になったと思います。必ず穴埋めはしますので、もうしばらくこの若いチームにお付き合いください!」



以上



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