6月2日(土) 2012 J2リーグ戦 第17節
水戸 3 - 1 栃木 (13:04/Ksスタ/4,413人)
得点者:41' 塩谷司(水戸)、50' 小澤司(水戸)、72' 島田祐輝(水戸)、90'+4 杉本真(栃木)
■フランク
次節出場停止:フランク
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●しえ吉総監督(水戸):
「久々にすっきり勝てました。本当にお待たせしました。」
Q:前半は引いてカウンター狙いの栃木がはまり、厳しい戦いになる雰囲気が漂いましたが終わってみれば3得点の快勝劇でした。試合を決めたイベント、あるいは分岐点はどこだと思いますか?
「分岐点というよりは選手たちのコメントにもある通り、相手に関係なく自分達のサッカーを焦れずに貫いたのが全てだと思います。展開のアヤという部分で語るなら、先制の場面、狙ったポジショニングで橋本がCKを『奪って』、こぼれが2つ連続してうちのチームの選手にきて、そこをしっかり決められたこと。栃木は前半にリスクを冒さない戦いをしてくるのは分かっていましたので、狙い通り前半にセットプレーから先制できたのは非常に大きかったです。後半に入って、栃木のカウンターからのゴールがオフサイドで取り消しになったこと。あそこが決まっていたら、もしかしてガクっと来ていたかもしれない。そしてその直後に追加点を挙げることができた。あれで結果は決まったかなと。1つだけ挙げるなら、先制の場面、こぼれに対する西岡のファーストシュートが枠に行ったことですかね。やっぱり枠に行くと何かが起こる。あれが今までのように枠を外していたらあの1点はなかったですから。」
Q:その前半ですが、簡単に起点を作られて危ない場面が散見されました。前半のうちにベンチから修正の指示はあったんですか?
「特になかったと思います。簡単に起点を作られたのは、チーム力の差だったりうちが機能していないといった深刻なものではなくほとんどがうちの単純なミスからだったので。ただマイボールを失うと栃木には菊岡やパウリーニョといった能力の高い選手がいるので簡単に前に運ばれピンチになる。それを繰り返していたのが前半でしたね。あの時間帯を冷静に対処できたので先制点に繋がりました。やられてはいたけれど選手たちの焦りのようなものを感じなかったのでゲームを壊すようなことはないかな、と思って見ていました。」
Q:単純なミス以外は問題なかったと思いますが、そこから際どいシュートも打たれたりしました
「そうですね、そこは幸司に感謝ですし、パウリーニョのミドルなんかも一瞬反応が遅れたら枠に行ってましたから、あそこで先制されていたら恐らく全く別の展開と結果になっていたでしょうね。試合を通して、しかも危険なエリアでビッグプレゼントを繰り返してしまったヨンギ始め、1つのプレーの重みをもう少し感じてもらわないと困りますね。勝った中での大きな課題です。」
Q:しかし塩谷選手のコンディションが戻ってチーム全体は締まりました
「あいつがピリっとしないとうちは厳しいですからね。ミス多発のヨンギのフォローもしっかりしてくれたし、フィードも良かったし、塩谷が安定すると市川輪湖も安心して前に出られる。町田戦できっかけをつかんだのは攻撃陣より塩谷だったかもしれませんね。素晴らしいパフォーマンスでした。」
Q:中央突破に両サイドからのクロス、セットプレーにカウンターと、攻撃のバリエーションが多彩でしたね
「前で張る隆行がシュートを打って決めてくれれば満点だったね(笑)厳しい時間を切り抜けたあと、中盤が栃木のプレスをかいくぐって前を向いてプレーできたのが大きい。あそこで前を向けると橋本がいい形で受けられる。彼にはアイディアと精度があるので攻撃が一気に加速しますね。3点全てに絡んだし、ルーズボールを、利き足とは言えアウトサイドでダイレクトでベストな場所に送れるのはうちでは彼だけでしょう。その橋本がいい仕事ができたのも、隆行がDFを引きつけ、中盤が怖がらずに前を向き、CBが安定したからSBが活き、結果として橋本にいいスペースを与えられたからこそです。負けるときはチーム全体が悪く、勝つときはチーム全体がいい。うちは個の力でこじ開けて無理やり勝つことが難しいチームなのでこれを続けていかないといけない、勝ったことで改めて歯車が狂うことの怖さも感じたゲームだった気がします。」
Q:橋本選手、この試合は王子というより王様だったのでは?
「王様の風格があったのはパウリーニョくらいですね。橋本も菊岡も王子ですよ、まだまだ甘い(笑)」
Q:島田選手の武器も一番生きる形になりました
「チームが回っていない時でも相手を苦しめた彼のスピードとドリブルが報われた感じですね。輪湖とのパス交換のタイミングも良かったですし、今までの一本調子から、駆け引きを覚えてきて幅が出た感じがします。島田と小澤がゴールに何度も迫れる試合はうちが調子いい証拠ですからね。ゴールシーン、あの角度からは左足で何度も外していたんですが右足で決めたのは余裕があったんでしょう。本人は『最初で最後かもしれない』と言っていましたが(笑)」
Q:これで北関東ダービー2連勝。カップ奪還に早くも王手がかかりました
「人の手によって作り出されたカップ戦ですが、できてしまったからには獲りに行きたい。そういうのがなくても近所のチームにはやっぱり負けたくないし、スタンドも普段より熱がありますよね。ダービー制覇の先に昇格がある、というメッセージをもらいましたが、その通りだと思います。ここを落とす程度の力で22チームの中の1番2番を狙うことはできない。うちはホーム2試合を先に消化したので、残り2戦はアウェー。そこもしっかり勝って、北関東のライバル栃木と草津に『今年の水戸に負けるのはしょうがない』と思わせたいですね。そしてそれは通過点、その先にあるものが目標です。」
Q:昇格を目指すという意味では、上位から離されない最後のところで踏みとどまれました
「4つ勝てていない厳しい状況で、4つ負けていない栃木との対照的な対戦でしたからね。勝ち数負け数も一緒、勝点も一緒。なによりここを落とすと上位に2桁の差をつけられてしまう。モチベーションを維持する意味でも、大きな大きな1勝です。チームとしては、勝点や順位よりも先にまず、自分達のサッカーを貫いて完勝できた、自分たちはこれでいいんだという実感もあったでしょう。ここ3試合自滅を繰り返した嫌な感触も払拭されたと思います。」
Q:ここからまた勝ちを続けたいですね
「戦前に話した通り、GWの4連勝もダービー草津戦から始まった。ここをきっかけにして勝ち続けないといけませんね。不甲斐ない試合をいくつも見せてしまったので申し訳が立たない。栃木戦はうちの勝ちが見えるよりも前からスタジアム全体の雰囲気がよく、選手たちもそれに乗せられるように存分に力を発揮してくれました。ホームの力、サポーターの力を感じましたね。次のアウェー熊本戦はともかく、ホームの試合が平日の甲府戦になります。水戸のサッカーを取り戻した直後のこの2試合も大きな意味を持っています。水曜の夜、厳しい方もいらっしゃるかとは思いますが、皆さんの声と拍手で難敵甲府に打ち勝つ力を与えてやって欲しいと思います。」
以上
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コータ尾本おめ!
2人分だから2回やったのかなw
3点目でもやったらスタンド変なざわつき出ただろなw
4 コメント:
確かにコメントにある通り、シュートを枠に飛ばせば何かが起きるな、と。
先制の場面は西岡のシュートで相手GKを跳ばせて体勢崩してなければ、塩谷のシュートは止められてたかもだし、
その手前の相手GKすっ転び→橋本のロングループのように、たとえ無人でも枠を外せばノーゴールの訳ですし。
にしても、あの橋本が怪我を抱えてる上に終盤の疲れがたまってる時に、
相手GKへのバックパスにまで猛然とプレスをかける様は、感動的ですらありました。
そりゃ場内から大歓声もあがりますよね。
あとは交代策で守備的な選手投入して試合を閉じようとしたのだし、
無失点で終えて欲しかった、というのは贅沢ですかね。
杞憂でしょうが、この1失点が今後どこかで響いてくる、という展開にならないことを願っています。
ヨンギは縦へのパスはほとんどカットされましたが、尾本と違ってヨンギは縦に出すからDFでのパス回しにならないのは良いと思いますね
塩谷-尾本だと塩谷が蹴らない限り横パスオンリーになって相手FWに詰められる場面が鳥取~町田戦まで良く有りましたから
もちろんヨンギはまだまだ発展途上ですが、チャレンジする気持ちは評価できると思います
当たり前ですが攻撃はシュートもしくはクロスを上げるまで行けば外れてもコーナーキックorゴールキックになって試合が切れる
栃木戦はそれが出来ていたと思います
小澤を中央寄りで使う辺りもサイド際では小澤が活きないのが監督もわかってきたかな
サカマガのインタビュー通りの試合展開でホーム戦では草津戦よりベストゲームだったと思います
それにしても3点目を演出した橋本のパスはスゴかった!!!
06031538
全くその通り。シュート打たなきゃ始まらんのは当然として、枠だよねー
捻挫王子は走りすぎが心配になってきたw
ラストの交代策は、俺には守備を固めたかったようには見えなかったんで、見るゾーンがあいまいになって押し込まれるのは必然に見えたんだけど実際どうなんだろねえ
06041036
そそ ヨンギは小さくなってもらっちゃ困る!あいつの対角気味のロングフィードは膠着した展開で活きるからねー
オザーが絞り気味でプレーしたのは選手たち自身の判断だと思うよ
ハシモッツのダイレクトは今見てもトリ肌もん(`-ω-´)
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