【J2:第37節 水戸 vs 岐阜】しえ吉総監督(水戸)記者会見コメント(12.10.08)
10月7日(日) 2012 J2リーグ戦 第37節
水戸 1 - 1 岐阜 (19:04/Ksスタ/3,403人)
得点者:6' ロメロフランク(水戸)、42' 李漢宰(岐阜)
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■ ヨンギ 隆行
■ なし
■ ヨンギ 隆行
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●しえ吉総監督(水戸)
Q:DFの背後にボールを入れ続けるチームに対して脆弱過ぎますね
「虚を突かれた感じはありましたけど、千葉も京都も上位に踏み止まるための、そして岐阜は降格圏から抜け出すための、いずれも捨て身のメンタル。裏に蹴られてペースをつかめなかったことは痛かったですけど、それ以上に球際などでのせめぎ合いやルーズボールに対しての出足で負け続けたことが勝敗を分けたと思います。岐阜の方が強い気持ちで戦っていました。そういう意味では完敗です。」
Q:CBのところで厳しくいけなかったように見えました
「細川とヨンギのよころで距離感、お互いのポジショニングが上手く行かなかった。岐阜のアタッカーは仕掛けるタイプが多く、仕掛けられたときにズルズル下がって対応してしまった。下がった分ボランチとも空いてしまい、補給線が延びた状態でバタバタその場凌ぎのプレーを連発して、長い時間岐阜のハーフコートゲームのようになってしまった。経験がないのは分かっていたことなので、幸司や西岡がもう少し2人に上手く声をかけるべきだったかな。2人だけの問題ではなく、チームとしてのスタンスの問題だったと思います。」
Q:ああいう時に流れを変える何かが欲しいですね
「今シーズン何度か経験していることなので、変えられないことはなかったんじゃないかと思うんですよ。ただ、序盤の得点シーンとその後しばらく、簡単にいい形が作れたために、どこか気持ちに甘さが出たんじゃないかと思っています。その後ハーフタイムで話もしたはずなんですが、あのままだった。結局、力量的にこれが偽らざる位置なのかなと。ちょっと寂しいですけど、そう感じましたね。」
Q:序盤を見る限り『今日は何点入るんだろう?』と思いました
「チームとして先週意識して取り組んだ『3人目の動き』が完璧な形でフィニッシュまでいきました。あれはきれいでしたね。その後、岡本の丁寧な落としにまたフランクというシーンで枠を外してしまい、あの辺から流れを手放した感じはします。」
Q:勝負したかった中盤が皆無の展開になりました
「相手からしてみれば、水戸の良さを一番簡単に消す方法ですから。岐阜にしても、ノーリスクで蹴っているわけではなく、ああいうサッカーだと切り替えのところでのミスなどは命取りになるんですけど、そこでうちがより多くミスをしてしまった。ピリっとしませんでしたね。中央が穴が開きっぱなしだったためにボランチは下がってサイドバックは絞って、押し上げがきかない。絞ったところで、そのスペースを狙われて、カットしたと思ったらミスでまた相手ボールという、本当に悪循環でした。膿は出尽くしたと思いたいです。」
Q:対応に追われた守備陣に対し、ボールが経由せず孤立した形になった攻撃陣。やりようはあったんでしょうか?
「下がって受けるにしても、下がり過ぎる訳にもいかない。時折入るロングボールを収める仕事もありますし。前線の4人よりもボランチのところが問題だったかな。いい時は西岡とフランクの関係がよく、2人が前を向くと前でサッカーできますから。岐阜戦はその逆。あの流れになった時にそれを返せるほどの経験はなかったのかなと。経験のあるハンジェと服部に上手くいなされてしまった。もう1回言いますけど完敗ですね、負けてませんけど(苦笑)。」
Q:残り試合は少ないですが同じ展開になることもあるかと思います
「自分達のサッカーを貫くだけで、力で押し切れるのかどうか。チャレンジはすべきだと思いますけど、もしそれで押し切れないなら何かを変える勇気というか、賢さも必要だと思うんですよ。哲二は岐阜戦に関してそれを『自分のやりたいことだけやっていた』と表現しましたけど、試合の中だとピッチ上の選手だけでやらないといけないことが非常に多い。ウィークデーにもう少し、蹴られた時の準備をしておくことも必要なのかなと思いました。今後の対戦相手が京都戦や岐阜戦のビデオを見れば、『水戸相手にはこれをやっておけば大丈夫』という思いも出てくるでしょうし、それを逆手にとって主導権を握るくらいの強かさが欲しいですね。」
以上
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