【J2：第8節 福岡 vs 水戸】しえ吉総監督（水戸）記者会見コメント（12.04.15）

【J2：第8節 福岡 vs 水戸】しえ吉総監督（水戸）記者会見コメント（12.04.15）


4月15日（日）J2 第8節 福岡 vs 水戸（16:03KICK OFF/レベスタ）
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●しえ吉総監督（水戸）：
「選手たちはよく戦ってくれましたが少しパワーが足りませんでした。テツジ不在と言うことで秋葉が指揮を執りましたが、テツジとは違ったアプローチで控え選手の良さを引き出して、面白いゲームは出来たかなと思います。点も久々に取れましたし、明るい兆しは随所に見れたので次以降の試合が楽しみです。勝点3を取れなかったことが一番の反省材料ですね。」

Q:満足されているようですが、攻撃の詰めが甘かったと思います
「詰めは出来ていたと思います。甘かったのは精度ですね。ボックスに入っての落ち着きが足りなかったかもしれません。あとは、スパイクにボールがかかる数センチ、あるいは数ミリをどう突き詰めていくか。そこは個人のクオリティもありますが、シュートモーションに入る前の体の置き方やスペースと精神的な余裕の影響もありますし、ここまで来たなという思いもあります。今週のトレーニングではさらにゴールを奪うためのプレーに重きを置きたいと思います。満足はしていませんよ、2点取れば勝てるチームが0か1でずっと来ていて勝てていないわけですから。もっと要求していきます。」

Q:前節ボトルネックになった橋本選手が前線でよく絡み、決定的な仕事もしました
「メンタルのコンディションが悪くなければこれくらいやってくれますし、やってもらわなきゃ困ります。小澤の同点ゴールに繋がったスルーパスは最高でしたが、あの位置でプレーするならそれは枠に飛ばせよ、と言うシュートも多かったので評価は少し難しいですね。」

Q:交替で入った選手の評価はいかがですか？
「3人とも持ち味を発揮していい仕事をしてくれたと思います。尾本は相手セットプレーの場面でちょっと危ないところもありましたが、全体的にムラなく相手を見てくれて、守備ブロックに落ち着きを取り戻してくれました。雄斗はもう少しできたと思いますが、初出場となった前節に比べるとボールを収めて回りも見れてましたし、合格点です。この試合でJ初出場となった金久保ですが、シーズン前からゲームを決める切り札として考えていたので今日のプレーに驚きはありません。皆さんに見ていただいた通り、1タッチ2タッチで相手守備陣を混乱させることの出来る選手です。今後、最も重要な攻撃のオプションの1人になってくれると思います。」

Q:途中からトップに入った島田選手の評価はいかがですか？
「求めた仕事はしてくれました。スピードを生かして裏に抜け、いい形でボールを受けてくれました。ただ、そこからの上積み、つまりネットを揺らすことが出来なかった。ぼくは島田を見るたびにシュートアウト！（ドリブルからGKと1対1でゴールを狙う状況）と声をかけてるのですが、やはり今日もそこが足りませんでしたね。1本でも決めていれば勝点3を取れていただけに今後も厳しく求めていきます。プレッシャーはかかりますが、その仕事を任せる価値のあるプレイヤーに成長してくれたと思っています。」

Q:キムヨンギ選手のコンディションが悪かったように見えましたが
「コンディションと言うよりはメンタルかな。彼は大卒新人として日本にやってきて、ここまで失点の少ない状態がずっと続いていて、彼も頑張っていたのですが、プレッシャーによる疲れが多少見えていました。前節千葉戦も序盤にボーンヘッドを犯して失点しなかったものの大ピンチを作り、今日は坂田を逃がしてしまって先制されました。ある程度切り替えてはくれましたが、やはりショックが残ったのかフィードやパスにも彼らしい攻めの気持ちが見えず、集中を欠いた状態だったので、ヨンギのためにもチームのためにも早めに替えました。ただ、弱い選手じゃないので、すぐに立て直してくれると思います。」

Q:鈴木（隆）選手が退いた後にフランク選手がトップの位置に入りました
「ある程度ならポストが出来るし、キープもシュートもできる。隆行がいない時はその位置にフランクが入ることはトレーニングでも実践しています。中盤だと相手の起点になってしまう危険なプレーが、前線にいればチャレンジになる。彼も前の方が好きだと思いますし、短い時間ですがしっかり働いてくれたと思います。ただ、島田と一緒で、あのシュートを決めてくれていれば満点だったんですけど（苦笑）」

Q:2トップと鈴木惇選手を中心とした福岡の攻めは強烈でしたね
「どうすればネットを揺らせるのか、どうすれば相手が困るのかをよく分かっている選手たちです。前に運ぶこと、形を作ることまではできるウチよりも、1段上にいる攻撃陣だと思いました。」

Q:セットプレーで得点の匂いがしませんでした
「そうですね。『続けていればいつかは入る』という感じもしなくて、ちょっとやり方を変えないといけないなと感じた試合でした。」

Q:やり方を変えるとは？
「コンディションや場所によってキッカーを変えたり、あとは、キックの質が悪いとは思えないので、中の動き方やあるいは入り方、ちょっと根本的に見ていかないと厳しいなと感じました。」

Q:アウェーで降格組に先制されるも追いついて勝点1は合格点ですか？
「内容を見ると勝点3を取れなかったのが本当に悔しいですけど、それは福岡も同じ思いでしょう。それならアウェーを戦った我々に分があったと判断できます。この試合では幸司のファインセーブもあり決められずに済みましたが、セットプレーを決定機にできるかできないかは結果を大きく分けることが多いので、今後の大きな課題ですね。」



以上




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