しえゴラ

2012年10月3日水曜日

【J2:第36節 水戸 vs 北九州】しえ吉総監督(水戸)記者会見コメント(12.10.01)
























【J2:第36節 水戸 vs 北九州】しえ吉総監督(水戸)記者会見コメント(12.10.01)  

9月30日(日) 2012 J2リーグ戦 第36節
水戸 3 - 1 北九州 (13:05/Ksスタ/6,023人)
得点者:3' 岡本達也(水戸)、7' 常盤聡(北九州)、16' 島田祐輝(水戸)、35' 岡本達也(水戸)
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 尾本
 なし
 尾本

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●しえ吉総監督(水戸)

「この季節にしてはちょっと暑過ぎて、後半勝負になった場合どうかなと思ってたんですね。北九州はうちと似たような繋いで攻めてくるチームですし、ガチガチにやりあって後半深くまでもつれると不確定要素の多いゲームになるかなと。そういう意味で前半に3点取れたのは大きかったです。後半、北九州のシステム変更に後手を踏むことになりましたけど、代わった選手含めて良くタスクを理解して凌いでくれました。」

Q:岡本選手の嗅覚が素晴らしかったです
「持っている男は違いますよね(笑)。いえ真面目に、特に本人の2点目の、カウンターからのゴールを見て、いつの間にこんなに落ち着いていい仕事ができるようになったのかと、ちょっと驚きました。あの場面で一瞬ためてキーパーのすぐ脇にグラウンダーで蹴れる選手は点を取れますよ。今シーズンもう少し取ってくれそうですね。」

Q:チームの2点目にも絡みましたしね。だいぶ調子がいいようです
「ですね。ああいう崩しが理想で、隆行のところで打ってもいいんだけど、より確実なところにボールを運べて、それを決められるというのは本当に素晴らしい。島田も落ち着いて蹴ってくれた。エリアの中で横横にボールを動かして相手がついて来れない回しをしてフィニッシュというのはポゼッションを重視するチームの理想の1つですから。シュートが少ない試合でしたけど、2点目のあの崩しが見れたので満足してます(笑)。」

Q:後半は一気にシビアになりました
「北九州がシステムを変えてきて両サイドから端戸にしっかり収まるようになって、余裕を持たれて何度もいい形を作られましたね。守備のところで疲れからルーズになっていた市川とフランクのところを代えて何とか凌いだ形になりました。厳しい時間帯は後ろがよく踏ん張ってくれたと思います。」

Q:難しい点差が長く続きましたからね
「力量的に互角のチーム相手に2点差で後半の45分というのはちょっと長いなと思っていました。天気もずっと良いままでしたし。1点入ったら流れを持っていかれてましたね。幸司中心に良く守ってくれました。市川に代わって入った石神が、しばらく右サイドで、細川投入後はボランチにスライドして、どちらのエリアでも守備スキルの高さを見せてくれました。彼には早く左足でのプレーを覚えてもらってレギュラー争いに割って入ってもらわないと。」

Q:橋本選手が欠場しましたが影響は?
「島田の良さは出ていたので結果的には問題無しですが、小澤が右でボールを受けた時に、中を見ても誰もいないことが結構あるんですよね。FWや市川とのパス交換でいい形は作っていましたけど、やっぱりあそこで橋本が寄ってきて1度経由するとダイナミックな崩しができますからね。前半ボールを支配できていた時間帯は、西岡が前に来れていたのでそこで上手く繋いで捌けていたんですけど、後半の苦しい時に差が出ました。1つ課題ですね。」

Q:今後の相手はカウンター主体であったり、北九州のように前後半でシステムを変えてくる可能性の高いチームが多いと思われます。対策は?
「基本的には自分たちのサッカーを貫くだけです。正直、今年はずっとレギュラークラスのケガ人や出場停止の連続で悩まされてきたので、相手がこう出たらこちらはこう、みたいな余裕はなかったというのもあります(苦笑)。それ以前に哲二の考え方で、自分たちのやり方に自信を持っているのでそれを曲げないで、全てのチームに対して普段着のまま勝ちに行くと。そういう姿勢はシーズンを通して感じられますね。とは言え、そんな中で北九州戦のように、相手のやり方がはまって押され続ける場合もあるわけでして、この日なら右SBからボランチにスライドして、どちらでもしっかり仕事をこなした石神。左右SBとボランチとサイドもやる西岡、小澤と橋本はボランチやFWでも出場しますし、フランクはCFや2列目でも出る。手駒として捉えると相対的にヨソよりも弱い印象はありますがポリバレントな選手たちのおかげで何とか形になっていて、今は勝ち越せている。自分が一番印象的だったのは三ツ沢での市川のCBですね。苦しい時に、経験やセンスで本職以外のポジションをカバーしてくれる選手が多い。それらの選手を哲二が上手く動かしてくれるでしょう。問題はどちらかというとカウンター対策なんですが、一番よくないのはその前段階、つまり低い位置でブロックを作る相手に対して焦れてバランスを崩してしまうことなんですが、今シーズンの序盤から夏にかけてだいぶ痛い目を見てきたので、もう大丈夫かな。これで同じことを繰り返すなら明日はないですし、それを一番良く分かっているのは選手です。相手やシステムに関係なく、普段着の、水戸の強いサッカーをして勝ち続けて欲しいですね。」

Q:だいぶ上に迫ってきました。雰囲気もいいんじゃないでしょうか?
「雰囲気はいいですけど、上に追いつくという意味ではまだまだですね。今節はゲームがないチームもありましたし。ただ、予想より少しだけ上が潰し合ってくれているというか、やらかしてくれているので、ちょっと楽しみになってきたなという思いはあります。今節、うち以外の上位陣が絡んだゲームを1.5倍速で3試合くらい見たんですけど、思い通りにできていないのかな?という感じも受けました。相手にも研究されているし、ダンゴ状態が長いプレッシャーもあるのか硬さがあるような気も。大事に行って、突き抜けられない的な。思いがけずプレッシャーからは解き放たれたということで、チャンスだと捉えて一気に差を縮めたいですね。今ここで勝ち続けることで、何かが変わるんじゃないか、変えることができるんじゃないかと思っています。」

Q:ライセンス問題ですね
「納得行かないことは多々ありますけど、クラブや市、サポーターが頑張ってくれていますので、現場としてはとにかく1つでも多く勝ちをプレゼントして、順位を上げて、『水戸ホーリーホック』という存在感を、地元はじめ世間に広く強く認識してもらうことが重要だと思っています。」




以上









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