しえゴラ

2012年10月10日水曜日

【第92回天皇杯 3回戦 G大阪 vs 水戸】しえ吉総監督試合直前コメント(12.10.10)


















【第92回天皇杯 3回戦 G大阪 vs 水戸】しえ吉総監督試合直前コメント(12.10.10)

10月10日(水)第92回天皇杯 3回戦 G大阪 vs 水戸(19:00KICK OFF/万博)
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●しえ吉総監督(水戸)

「今年も万博ですね。去年は恐らくなめられてたと思うんですよ、かなり。かなりなめられてて、あの結果、つまり2度リードを奪われたのを何とか追いついて、延長で勝った。今年はあらゆる状況が異なりますけど、自力があるチームなのは疑う余地がありません。岐阜にドローに持ち込まれた試合と同じメンタルで立ち向かったら2ケタ取られるんじゃないか、そんな相手です。」

Q:万博は通算3度目、慣れましたか?
「通算って言われても最初は2001年ですから。誰も覚えてないでしょう(笑)。大阪といっても北摂ですから、長居に行く道中の『大阪やで~!』って感じはないですよね(笑)。北摂、ちょっと品があるというか、なんだろ、ナニワのロイヤルファミリー・西川家のイメージですね(笑)。去年のことがありますから、印象は悪くないです。親会社とチーム成績などを考えて、なんで今まで陸上スタのままで放置してたんだろうか、という思いがあるくらいです(笑)。」

Q:対大阪のシステムなどは?
「特にないでしょう。メンバーも、普段通りの序列+コンデション順だと思います。日曜に試合があっての中2日ですし、スペシャルなものは出せないし、むしろその後、中3日で大事なリーグ戦がありますから、今日はもう持てる力を全て出して普段着の水戸のサッカーで当たるだけだと思います。」

Q:コンディション面で不利が大きいですね
「日程的にも中2日、その後に試合がある、と言うことですよね。分かっていましたから、アウェーということも含めて。ただ、うちが上のカテゴリとして対戦する時含めて、協会は上のディビジョンに甘過ぎますよね。年を追うごとに、ジャイアントキリングが出にくいように出にくいようにシステムを変えてきている。数年前にしばらく下のディビジョンのホームでの開催と言うこともあったんですけど、上位リーグから相当文句が出たんでしょう。日程面の不具合はJFLや各地域リーグとの兼ね合いもあって難しいと思いますけど、強者に優しく弱者に厳しい協会のやり方には常に疑問を抱いています。そんな中、特にJFL以下の、アマチュア選手を抱えるようなクラブの勝ち上がりには心から敬意を表したいと思います。確かにJリーグのクラブは、昇格降格優勝争いなどが絡んで、100%の気持ちで臨まないこともありますけど、それでも本当に素晴らしい。特に、翌日にリーグ戦があるため、レギュラーのほとんどを休ませざるを得ない状況で甲府にアウェーで勝った福島Uには、協会から特別報奨金があってしかるべきだと、ぼくはしつこく言い続けます(笑)。」

Q:岐阜戦の鬱憤を万博で晴らせればいいですね
「メンバーも多少入れ替わるかな。今日はサッカーができるぞという、ワクワク感があるんじゃないかと思います。いい方に出ればいいですね。まずは走り負けないこと、岐阜戦では、蹴られたことよりも実は出足と球際で負け続けたことが大きかった。今日は特に個人のクオリティで大きく水をあけられるのはどうしようもないので、組織で守り組織で襲い掛かるという意識が重要になると思います。岐阜戦でそのディシプリンの部分があまりに欠如して雷を落とされたわけですし、やってくれるでしょう。」

Q:注目している選手はいますか?
「ガンバなら外人FWですね。好きに動かれると相当苦しくなる。マークがずれないように注意を払いつつ、ボランチと連動して出し所とFWがいい関係になる流れをコツコツと切っていく。相当集中が必要ですが、これをやってもらわないとゲームにならないので。うちで言うと小澤橋本の2列目。前の試合のストレスと言う意味では一番溜まった2人ですから。爆発して欲しい。あと、前節良くなかった輪湖と、その反対サイドの市川ですね。輪湖にはサイドの主導権争いを制して『ちゃんとできるんだ』というプレゼンスを示して欲しい。市川に関しては、ガンバの強力な左サイドの組み立てに対して、破綻せずに我慢できるか。我慢した後に、小澤と絡んでどれだけ前に出れるか。両サイドの駆け引きが重要になってくると思うので、輪湖と市川が躍動すれば面白いゲームになると思うし、逆に自陣に張り付きっぱなしの展開なら相当苦しくなるかなと。」

Q:やることははっきりしているようなので、あとは疲れとの勝負ですね
「日曜もナイターでしたからね。チーム全体で足が売り切れる時間は絶対に来る。願わくば、90分内での勝利、あとはもう、苦しい時にこそ発揮されるチームの底力、そこに賭けるしかないですね。なんか、シュートが誰かに当たってファーっと先制できて、そのまま粘って逃げ切り、みたいのでいいですもう(笑)。疲れないサッカーで勝ちたい、それが本音です(笑)。ただ、そんな甘くないのがJ1チームで、低迷しているとは言っても隙を見せればすぐにガツンと来ますから。とにかく週末のことなど考えずに全力でぶつかって、ビッグクラブを倒して欲しい。去年はフロック視もされていますが、今度勝てば本物ですから。気持ちを込めた会心の水戸らしいサッカーで勝利するところを見せて欲しいです。」



以上



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