【J2:第33節 水戸 vs 熊本】しえ吉総監督(水戸)記者会見コメント(12.09.14)
9月14日(金) 2012 J2リーグ戦 第33節
水戸 2 - 0 熊本 (19:04/Ksスタ/2,321人)
得点者:76' 鈴木雄斗(水戸)、87' ロメロフランク(水戸)
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●しえ吉総監督(水戸)
「全体としてはいい形で試合に入れて、序盤からチャンスは多く作っていたんですけど、決めきれないのが続いてしまって、その中で熊本にいいシュートを何本かもらってしまって、あれが1本でも決まっていたら流れというか主導権をみすみす渡すことになってしまったと思います。ビッグプレーを連発した幸司と、最後の最後で喰らいついて熊本攻撃陣のプレーを制限し続けたCBを中心とした守備陣に感謝しています。あとはもう、雄斗が初ゴールを決めたり、一番厳しい時間帯にノドから手が出るほど欲しかった追加点をカウンターで決めたり、終わってみればナイスゲームだったと思います。」
Q:左サイドからの攻撃に偏重していたようですがプランでしょうか?
「島田が戻ったことで輪湖とのコンビで、スピードで裏を取れるようになったことで、自然と左サイドに偏りましたけど、そちらをケアすると右から市川も出ると言うことで、見た目よりはバランスが取れていたのではないかと思います。浅い時間帯にボールロストが目立った雄斗もしっかりホールドできるようになりましたし。ポジショニングはもう少し勉強しないとですけど。やはり市川輪湖が揃うとサイドからのアタックが機能しますね。片翼だと簡単に閉じられるんですが、両翼だと強い。橋本小澤を欠く中で、しっかり機能して役割を果たしてくれたということで満足しています。」
Q:前日に繋ぐところと蹴るところのバランスが大事だとおっしゃられていましたがその点は?
「良かったと思います。パーフェクトとは言いませんけど、ゲインの姿勢だけが共通意識で、速くて短いパスや一気にサイドを変えるパス、ロビングやワンツーなど、バリエーションに富んだパスを駆使してくれたかなと。自分達のタイミングでポゼッションできたので足が止まるのも遅かったように感じます。1つ、今日の試合でのポイントでしたね。」
Q:冒頭でおっしゃられたように本間選手がマウスにきっちり鍵をかけていました
「ぼくの見積もりだと3点止めてますね。ただ、幸司としては今日の試合のような、ミドルレンジから枠に飛んでくる強いシュートは得意だし好きだと思うんですよ。前半から際どいところにいいシュートを打たれて、それをストップしたことで彼自身乗れたんじゃないかなと思います。」
Q:何度もいい形でフィニッシュに持ち込まれたのは少し問題ですね
「少しじゃないですよ。特にサイドバックが上がったところで、カットされてライン際での相手のビルドアップに、ディレイすらままならない場面もいくつかあって、人が足りているのに好きにやられて最終的に際どいフィニッシュに持ち込まれるのは改善しないとダメですね。中央でスペースを埋めたりスライドしながらコースを限定していくような守備はきっちりできていたので、守備に切り替わった直後のミドルサードでの、特にサイドに追い込んでの守備が課題かなと。時間帯によって中盤と前線の距離が間延びして、そこで自由にやらせ過ぎてしまったのもあります。普段なら小澤橋本が相手と駆け引きしながら上下動をしてボールを触りに来るゾーンなので。そこをチームとしてどうコントロールするかで試合の結果が変わってくるような要素ですし、もう少し突き詰める必要があります。」
Q:ボランチの2人がかなりアクティヴな印象でした
「大きなミスがなかったし、特に哲二に距離感を修正されて以降は、前に絡んだり鋭くて長いボールを入れたり、非常に良かったと思います。西岡が出した浮き球、あの時はもうフランクは前線に入っていたんですけど、あの2人が元気だと中盤だけじゃなくチームが本当に機能するので。タイプの違う今日の右と左に効果的に散らして熊本に狙いを絞らせなかったし、2列目のいつも出ている選手が2人ともいない中で、点を取るんだという強い意思を持って素晴らしい働きをしてくれたと思います。」
Q:決定機を外し過ぎましたね
「前半に1つくらい決めてくれていれば楽だった気はしますね。しょうがない部分もありますけど、前半に1点2点、ぼくは3点取れたと思うんですけど、宏太が左からのクロスに点で合わせたのは本当に難しかったし、島田がヘッドで外したのは、クロスに回転が強くかかってたんじゃないかな。イージーでは無かったと思います。『それは入れないと厳しくなるぞ』というのは雄斗が得意の左ポストに当てたシュートですかね(笑)。あれは決めないと本当に苦しくなる。その後挽回してくれたので今日はもう言いません(笑)。」
Q:島田選手も完全復活して公式戦三連勝。また光が見えてきました
「プレーオフとかそういう話ならまだ全然苦しいというか、崖っぷちなのは変わりないですけどね。このタイミングで選手たちに自信が高まってきたことが大きいと思います。自信があるというのはプレーに余裕が出るということなので、やっぱり一瞬の判断が良くなってくるんですよ。それと橋本などが本当にそうなんですが、何人かの選手がハードワークすることを当然になってくれてきたことも光明ですね。隆行の背中を見せられたらサボれない(笑)。小さなアクシデントが90分のマネジメントに風穴を開けてしまうことがよくあるスポーツなので、勝ち続けることは本当に難しいのですが、チームとしては本当に充実しているので、最後まで目標を失わないで済むように全力で勝ち続けたいと思います。」
以上
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