【J2：第14節 鳥取 vs 水戸】しえ吉総監督（水戸）記者会見コメント（12.05.13）

【J2：第14節 鳥取 vs 水戸】しえ吉総監督（水戸）記者会見コメント（12.05.13）

5月13日（日） 2012 J2リーグ戦 第14節
鳥取 2 - 1 水戸　（16:04／とりスタ／2,501人）
得点者：42' 美尾敦（鳥取）、52' 小井出翔太（鳥取）
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●しえ吉総監督（水戸）：「最低の試合で勝点3を失ってしまい本当に申し訳ない、相手に気持ちで上回られたみっともない試合をしてしまって申し訳ない、それだけです。」

Q:長い時間自分達の時間帯だったのに一瞬の隙に2失点。どうお感じになられましたか？
「変な緩さというか、甘さですね。スカウティングしてきたことと、今週のトレーニングと、そして今日実際に試合をしてみて、失点する要素は皆無でした。流れを自分達のミスで相手に渡し、その危険な場面で踏ん張りが利かずにふわりと2失点。今シーズン一番もったいなかった試合だと思います。情けないです。」

Q:全体を通してバランスが悪かったですよね？
「ボランチの所で、前に行くのかのこるのかの判断が悪かったのと、岡田島田のサイドが機能しませんでした。後半数的有利になったら、今度は焦って攻めすぎて、スペースを消されている上にみんな視野が狭くなってしまって思うようなプレーができなかった。90分間のうち75分くらいはチグハグな、バランスの悪いサッカーになってしまいました。」

Q:守備の要、塩谷選手がスランプに見えました
「スランプかどうかは分かりませんが、ずっとできていたことがここ2～3試合できなくなっていますね。失点の場面は不用意の極みで、見ていただいた通りですが、それ以外にもバウンドを見誤っていいポジションを取れなかったり、詰めてくる相手が見えていないのか簡単にボールを失ったり。スランプなのかな？調子が落ちているのは間違いないです。」

Q:今季初スタメンの2選手の評価をお聞かせください
「岡田はだいぶポテンシャルを余しちゃったかな。真ん中のバランスが悪いのもあって思うように上がれなかったですね。あいつのせいだけではないですけど、もったいないゲームになりましたね。岡本はシュートも多くてよかったんですけど、ビッグチャンスを何本も外している分評価が難しい。市川のクロスを決めたのはスーパーだったし、不要な2失点に対して一番失望しているかもしれないですね、岡本が（苦笑）」

Q:三島選手の合流が遅れている中、岡本選手の出番は今後もありそうですか？
「あるでしょう。TRMで結果を出し続けて、やっと出た試合でゴールも決めて、これで干されたらサブの選手はチーム不信になりますよ（笑）パーフェクトではなかったですが、期待通りの仕事はしてくれたと思います。」

Q:点を取れなかったのは決定力不足かバランスの悪さか、どちらの要因が大きかったですか？
「両方ですが、決定力よりも大切なことはチャンスを作ることなので、バランスの悪さですね。出足もパスワークも我々の方が勝っていたので、ボールを持って上がるのは余裕を持ってできたんですが、相手のブロックを崩すための工夫が足りなかった。それでもサイドからも中からもチャンスの数は作れていたので、振り返ってみると『決めていれば』という試合になるのかな…やっぱり決定力不足ですね。バランスが良ければもう少し小澤やフランクが相手の嫌がるところに入ってかき回せるんですけど、今日は中々出なかったですね。橋本がいない分、欲しい時はみんなでもらいにきて、行く時はみんなで前に行ってしまった感じです。攻守共に余裕が悪い方に出て自分達で苦しくしてしまいました。そんな苦しさの中、選手たちは最後まで頑張って走ってくれたので、余計に失点が悔やまれます。」

Q:交代策についてはいかがですか
「決定権は哲二にあるんですが、最後2バックでゴリゴリ行かざるを得なくなる前に、セットプレー要員で加藤、あるいは石神を入れてフランクを前に上げるなどの動きが良かったかなと。試合中も思いましたが結果が出た今でも少し思っています。隆行のポジション取り含めて、大きな変化よりもバランスを矯正する必要のあった試合だったかなと思いますね。ただし思いもよらない2失点があったので、ベンチワークも非常に難しかったとは思います。逆に、そんな展開だっただけにベンチの力でなんとかしなければいけない試合だったと思いますが。」

Q:これで今季初の連敗。どう立て直していきましょう？
「まずは甘さの排除ですね。天狗になっているわけではないのですが、大体のチームに自分達のサッカーが通用すると心のどこかで過信してしまってる部分があると感じます。常に自分達のサッカーをしていれば大丈夫だと。試合を通して見ればそれでいいんですが、やはり相手も、どれだけ順位が下であろうとプロですし、気持ちの余裕がプレーの甘さに現れた瞬間にやられますから。もうお勉強の時期はとっくに終わっているので、そこは厳しくやらせたいと思います。攻撃に関しては今までのベースを崩さずに、もっと相手の嫌がるところをしつこく突いて、得点を奪うことに対してシビアにやらせたいです。前に出てくる相手よりも、引く相手に対していいテンポが作れないので、自信を持ってウチのサッカーをしながら、状況に応じての駆け引きや隙を見せない守備とビルドアップを追求していきたいです。」

Q:サポーターの皆さんに一言お願いします
「今日は気の抜けたひどい試合をお見せしてしまい申し訳ありませんでした！危機感をしっかり持って、今後2度と繰り返さないようにします。まずは次の週末のホーム愛媛戦で、内容を伴った勝点3を確実に取りたいと思います。以上です！」


以上


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