しえゴラ

2012年4月22日日曜日

【J2:第9節 水戸 vs 草津】しえ吉総監督(水戸)記者会見コメント(12.04.22)




【J2:第9節 水戸 vs 草津】しえ吉総監督(水戸)記者会見コメント(12.04.22)

4月22日(日) 2012 J2リーグ戦 第9節
水戸 1 - 0 草津 (13:05/Ksスタ/3,999人)
得点者:36' 塩谷司(水戸)
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●しえ吉総監督(水戸):
「映像によるスカウティングをした限りでは、繋ぎのスピードと正確性、後半に入ってのバイタリティはウチの方が上ではないかと判断していました。そんな中、雨予報が出ていたので草津と相対する以前にウチの良さが多少消されてしまうことを懸念していましたが空がもってくれてよかったです。昨日、ババルバル(『水戸バー・バル・バール』というイベント)で雨雲回避を祈りながら5軒かっくらったので、ぼくのおかげだと思います(笑)」

Q:以前在籍した保﨑選手がスタメン、遠藤選手が途中交代で出場しました。懐かしさはありましたか?
「思ったほどではなかったです(笑)保﨑のサイドのスペースへの攻め上がりにはちょっとグっと来るものはありましたが、点差も最小でしたし隆行も退場になったし、感傷に浸る余裕はありませんでしたね(苦笑)」

Q:鈴木(隆)選手への一発レッドは妥当だと思われましたか?
「映像による詳細な検証はこれからしますが、現時点ではぼくより近い位置で見ていたレフェリーの裁定が正しかったんだろうと思います。それ以外の個人的な見解は述べる立場にありません。」

Q:直後に櫻田選手も退場して、早い時間帯に10対10のイレギュラーなゲームとなりました
「ウチは存在だけで戦術になる圧倒的な存在の1トップを失い、草津は、ボールタッチが多く前線にも頻繁に顔を出すボランチを失い、双方共にゲームプランが一気に崩れて難しい試合になりました。途中、しんどい時間帯に(水戸の布陣の)全体が下がり過ぎてしまい、嫌な空気が流れましたが、尾本が何度も声を出して目を覚ましてくれました。終盤、攻め込まれた時なのですが、守る方はある程度、11人の時よりもブロックの意識を後ろにもっていって上手くいっていたんですが、カットできた時に上手く時間を使えなかった。カウンターなのか、サイドで持ってゆっくり動かすのか、フィニッシュまで行くのか。勝ち慣れていないチームの典型的な甘さが出ました。ディシプリンだけではコントロールできない部分でもあるし、パターン練習とは違いますが、今週のミッドウィークはイメトレに近い、一定のシチュエーションを想定したボールの動かし方・時間の使い方を共有させたいと思っています。」

Q:橋本選手が中盤のフリーマン的に躍動していました。ポジショニングは指示ですか?
「いえ、選手自身の判断です。福岡戦で自信をつけたポジショニングに加え、今日は長い距離もよく走ってボールサイドに顔を出し、攻撃のリズム作りに大きく貢献してくれました。欲を言えばボールを受けた後の判断、というか意識をもう少しゴール寄りに置いてくれればと。今年、彼の理想に最も近かったゲームなんじゃないですかね?まだいくつかリクエストはありますが、橋本があれだけかき回せるならマルチスコアが楽に奪えるようになると思います。」

Q:その橋本選手とボランチを中心にした組み立てには満足されていますか?
「今日は勝ったので満足・・・と言いたいところですがまだまだですね。熊林が入ってからボールを持てる時間が一気に減ったことを見ただけでも、プレッシャーのきつい上位相手にはまだまだ足りないと思います。真ん中の3人以外でも、前線の選手は当然として、今日もあったんですが、中を使って人を集め、バイタルで外に振り輪湖がシュート、こういうプレーが増えてくると相手は混乱しますし、それがカードとして常時使えれば中ももっとスペースが生まれる。シーズン序盤から言っていることですが、真ん中の選手たちの練度が上がってきたことでいい形は増えてきました。もう少しです。突き詰めて行きたいです。」

Q:セットプレーからの得点は今シーズン初めてでした。感想をお願いします。
「戻らずにポジションを取っていた塩谷、際どいシュートを打った小澤、これに尽きますが、セットプレーからの得点が無いことに大きな焦りは持っていませんでした。そもそもセットプレーは、いい攻撃・効果的な攻撃をして自分で奪うものなので、まず第一に考えるのは流れからの得点。その精度が上がれば上がるほどセットプレーの機会も増えます。プロセスの方が大事。キッカーをする連中は、今日の得点でちょっと縛りが消えて楽になるんじゃないですか(笑)この後の量産に期待します。」

Q:10対10になってから起点ができなくなりました。
「10人と10人、早い時間のリード、ターゲットマン不在と、ウチがあまり経験しない状況が重なりました。特に問題とは捉えていませんが、もう少し落ち着いて回せればよかったかなと思います。三島を入れることも考えましたが、初出場にはちょっとヘヴィーな試合展開でしたし、後ろが安定していたので。選手交代の案件は得てして結果論で語られがちです。今日の結果を見れば、結果論として哲二が正解と言うことになる。この後連戦が続く中で、短い時間でも実際のピッチを経験させておいた方がいいとも言われましたが、最小点差を守り切るためのいい判断だったと思っています。」

Q:その連戦ですが、ターンオーバーなど、選手の入替を考えていますか?
「その辺は哲二と秋葉らコーチ陣に任せています。彼らは名前や実績を特に重視せず、勝つために不可欠なピースをはめていき、当落線上の数人は、その週の練習を見て調子のいい選手をスタートで送ったりベンチに入れていますので、過密日程は不得手なベンチ陣ではないと思います。ただ、相手より走って追い詰めていくスタイルなので、『その時に走れている、意外な選手』が出場する可能性は否定しません。もしかしたら中2日、中3日、中2日・・・と続く中ですでにある程度プランはあるのかもしれませんが、ぼくには教えてくれないんですよ。なんでも喋っちゃうから(笑)」

Q:その過密日程を前に、ダービーに勝利してトンネルを抜けたことは、いい影響をもたらすのでは?
「もちろんです。自信を持って走るのと、半信半疑で走るのでは、その次の1プレーのクオリティに大きな差が出ますから。(勝点3という)結果が出たことで突然上手く回りだす歯車は絶対にあると思います。現場にとっては最良の薬です。」

Q:2点目が課題になりますね。
「そうですね。事故が無ければ0か1に抑えられるチームにはなっているので、2点取れば勝ちはどんどん増えていくと思います。前回も言った気がしますが(笑)上位を狙うのであれば得失点や総得点のことだってありますし。勝点1と勝点3のもたらすものの違いを、選手は今日、今までで一番感じてくれたのではないかと思います。形が作れているので、ここまでやってきたことが間違いではないという実感もありますし、この後は2点目3点目を取れるチームを作り、昇格に向けて勝点3をどんどん積み上げて行きたいと思います。」

Q:バー・バル・バールいかがでした?
「最高でした。普段中々くぐれない暖簾をスっとくぐれる楽しさが最高ですね。気分が良くなり、思わず吉田に乗せられてキュンポエムを量産してしまいました(笑)気になった点もいくつかあったので、ナビゲーターの爽やかな人にそっと伝えておこうと思います(笑)来年も行きたいと思います。」




以上



2 件のコメント:

  1. 勝ったから良かったけど、内容からすると引き分けって感じですなぁ
    隆行が退場してからの方が橋本が活きるんだよね
    橋本はアタッカーとしては不合格だけど、パスを散らしてのゲームメイクは上手い
    隆行が居ると隆行へのロングボールばかりで橋本の仕事は隆行のセカンドボールを拾うフォロー。
    隆行が居なくなるとロングボールは無くなりグラウンダーパスが主体になるので、橋本が足元で受けるからゲームメイクがしやすい。橋本活かすなら隆行へのロングボール主体をなんとかしないと!!
    隆行もサイドに流れないでなるべくPA中央に居て欲しい
    PA内いつも162cmの小澤だけなんだもん…

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  2. 正直やられなくて+判定がアレでラッキーだったのは否めないねぇ

    それでも橋本はゲームメイク兼隆行フォローのセカンドストライカーのがいいと俺は思うよ、隆行に人が寄ってスペースもらえた方が橋本のセンス活きるし
    問題は中盤が良くない時間帯に隆行がサイドに流れることかな
    中にオザーだけとか島田だけってのは問題だよね

    三島が入ってどう変るのかを見たいし、それ以前にいいクロッサーがいるんだから、サイドからチャンス作れそうな時には175以上の誰かが必ず中に入る約束事つくってほしいわぁ

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